脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

柔軟剤

お気に入りの柔軟剤ダウニーBLISSを使い切り、翌日の分もない状況に追い込まれてしまった。追い込んだのは自分なので文句は言えない。私はドラッグストアへ自転車を走らせた。

いつものはネット注文するとして、とりあえず明日の分を買わなければ。

私は柔軟剤を買う時には香り見本を匂ってみたい。いや、絶対に匂いたい。イマイチな香りに包まれながら素敵な毎日など送れるはずがないのだから。

けれども、香り見本は売れ筋商品だけにしかついていなかった。私は柔軟剤売り場で考える。苦手なムスク系を選びさえしなければ大きな失敗もないはずだ。

よーし、ここはスイートでフローラルなアロマに賭けてみようと思った。そして私はあっさりと賭けに敗れたのだった。

敏感鼻なので、柔軟剤の量も少なめくらいがちょうどいい。いつものと同じようにかなり減らして使ってみた。

なのに、スイートでフローラルなアロマの自己主張の強さったらなかった。

プンプン匂う乙女な香り。これはまずい。夫の服もあるわけだし。

おじさんからスイートでフローラルなアロマが香るなんてやめて欲しい(自分のせいだけど)

けれども、私はもう一度サッとすすぐ親切心も持ち合わせていなかった。

私は素直に謝ろうと思った。素直がいちばん大事って長渕剛も言ってたから。

そして、「かわいい匂いにしてごめん」と言って謝った。

いいよ…と夫。小さな小さな声だった。嫌だったんだろうなー。かわいそうだわー。

次の日、もっと減らして使ってみた。8キロの洗濯機に小さじ2杯くらいを投入。

匂いはまあ許せるレベル。けれども今度は柔軟剤の「柔軟」なお仕事を放棄した洗い上がりだった。

柔軟剤ではなくて、ちょっといい匂いを付けるだけの液体。もういい。もう知らない。

パリンパリンのタオルで顔を拭き、パリンパリンの服を着るだけだ。

早く使い切りたいけれど、小さじ2杯じゃなかなか減らないな。

 

大好きなダウニーBLISS。もう絶対に切らさない。