町中華の青菜炒めが一皿980円だったのをテレビで見た時、これは言っておかねばと思いました。
来月は息子の20歳の誕生日。成人を祝う為、夫と私は大阪に行く予定にしています。
レストラン選びに迷った末、人気のホテルバイキングを予約しました。
「レーン後ろの人にお寿司を回さへん勢いで食べるわ」と言って肩を回しつつ出かける回転寿司では、5皿+茶碗蒸し(夫は7皿)で限界が来てしまう私たちだからこそ知っておかねばならないことがあります。
私はスーパーで夫に2袋150円の小松菜を見せました。
「ほら見てごらん。菜葉なんてこんなもんなんやで」
夫はきょとんとしています。町中華の番組を一緒に見ていたというのに、私の言いたいことが伝わっていないようです。私は原価を考えてごらんと言っているのだよ。
2週間後に控えてるホテルバイキングを成功させるには(?)、ちゃんと考えておかねばならないのです。
「町中華で絶対に青菜炒めは食べたらあかんし(青菜って空芯菜?)、バイキングで最初にカレーとか、うどんとか、お蕎麦を食べたらあかんねんで。あれはトラップ。すぐお腹いっぱいになるやろ?」と、私は夫にバイキングの鉄則を伝授した。
ニコニコ笑うだけの夫。またせこいこと言ってと思っているのかもしれない。
「息子にも言っとかなあかんな。そうじゃないと、いきなり焼きそば取ってきそうやもんな」と言う私に夫は小さい小さい声で言いました。
「好きなん食べさせてあげて。お誕生日なんやから…」
確かにそうだ。息子の誕生日なんだったわ。
とはいえ、何も言わずにバイキングに挑み、一投目にフライドポテト(罠)を取って帰ってきた息子を見た時、私は平常心でいられるだろうか。いや、無理だわ。
食の細い息子だから言っておきたい母。
お誕生日だから好きなものを食べさせてあげたい父。
私たちはどうしたらいいのでしょうか。
AI先生の青菜炒め。微妙です。