大学は春休み。息子が帰省しておりました。夫とネコとの静かな暮らしに慣れた私にとっては、祭りのような1週間だった。
息子がいると楽しい。いつもは休憩している自分の脳がフル回転で働いているのがわかります。
常に次のごはんのことを考えておかなくてはいけないし、息子といっぱい話したい。
さらに、大阪場所が始まったので応援もしたいし、息子と一緒に1週間で16時間の韓国ドラマも見てしまわなくてはいけなかった(ストーブリーグ、面白かったヮ👍)
楽しいけれど頭がクタクタだった。だから、間違いが増えてもしょうがないと思うのよ。
皆さま、ご存知ですかしら?海外ロケに行かずに合成動画撮影をしたというドラマの話なんですが、合成動画はブルーシートで撮るんじゃないそうですよ。
グリーンバックで撮るんですって。ブルーシートは敷物なんですってよ。お花見なんかで大活躍するやつね。
「ずっとブルーシートって言ってたわ。もっと早くおしえて欲しかったわぁ」と言う私に息子は言いました。
「間違ってると思ったけど泳がせててん」ってね。
おそろしい。私は水もないところで泳がされていたのです。魚でもないのに。
カラオケとからあげを言い間違え、USJをUFJと間違える。私くらいの年齢になると、そんな小さな間違いはどうでもいいことなのではないでしょうか。え、違う?
けれども、息子は焦りリビングを走り出しました。
「やばいやばい。母ちゃんがやばいって!」って言ってね。息子は言い間違いにはきびしい男なのです。
念のために説明しますが、この場合の「やばい」は若者が言う賞賛の意味の「すごい、素晴らしい」というほうではなく、「大変だ」のほうの意味ですのよ。
父ちゃんがしゃべらんから、母ちゃんがボケてきているんだと言う息子。カラオケをからあげって言ってると訴えます。
「もっとしゃべってあげなあかんやんか」と詰められている夫は、孫を見るような目で私を見てはニコニコ笑っている。もしかしたら、私は孫なのかもしれない。
そして、あっという間に1週間が過ぎ、にぎやかな息子は帰って行きました。
幼い頃、手を繋いでふたりで帰ったあの道を、今はひとりで新幹線に乗って帰るのか…。大きくなったなぁ。
そんなことを考えてしんみり。急に静かになったリビングに座りしょんぼり🥺
祭りのあとは淋しいものですねぇ。