脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

繊細な人について考える

母は時どき、私のことを「かんしょやみやなぁ(神経質、潔癖症などの意味の大阪弁)」と言って笑いましたが、それが特別困ったことだとは思わなかった。

 

でもこれ、今流行りのHSPってやつじゃないかしら。

私、HSPなんじゃなくて?

夫と息子は絶対にそうだと答える。

当てはまることが多すぎる。

 

「死ぬかと思ったわ!」はよく言うセリフですが、これは私がびっくりしいだから。

台所に足音もさせずに現れる夫に殺されそうになる。

集合住宅で育った夫は無音で移動することが出来るのだ。

要らぬ特技である。

「足音ドンドンしながら入って来て」

とお願いするが、身についた習慣はそう簡単には変えられない。

ドンドン出来ない。

今度は「手をパンパン叩きながら入って来て」とお願いする。

すると、台所の入り口で手を叩き出す。

私は急に大きなパンパンが聞こえてきたので驚いて飛び上がる。

「違う違う、遠くからパンパンやりながら近づいて来て」とお願いする。

「お盆を持ってて手が叩けない」と弱音をはいたりもする。

どうしたものだろう。

 

音にも敏感だ。

BGMも小さな音で、耳をすませて聴いている。

ニュースは基本見ないが、見るなら無音でもいい。

そのくせ、赤ちゃんや子どもの大きな泣き声は全く気にならなくて、犬の鳴き声も大丈夫。「頑張ってないてるなぁ」とさえ思える。

 

昔OLだった頃、向かいの席の係長が3色ボールペンを日がな一日カチカチし続けるので、気になり過ぎて「イーっ」となってしまったことがある。

それで係長のあだ名を「イー」と命名したら、他の女子社員も陰で彼のことを「イー」と呼ぶようになってしまった。

今さらだけど許してほしい。

 

そんな私に夫が本を買ってきてくれました。面白かったので紹介したいと思います。

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HSPの人は5人に1人の割合でいるそうです。

病気ではなくて超敏感なだけだと知り胸を撫で下ろしました。

繊細さんなんだと。

 

でも、「繊細さん」や「HSP」より、「かんしょやみ」のほうがしっくりくるのはなぜかしら?

気をつかわれてない感じが気楽なのか。