脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

苦手なんだもの

リビングなんてものは、くつろげてナンボだと思う。

それがどうでしょう、この夏、ヤ〇〇(ハチュウ類のアイツ)がリビングに現れるという出来事がありました(夫が見つけ、公園にリリース)。私にとっては大事件です。

「ハチュウ類に会うなら宇宙人に会うほうがまし」とまで考える私は、その日を境に部屋の隅をじっと見つめ、現実逃避をする日々を過ごし、人間も冬眠出来ないものかと空想して過ごしました。(11月まで帰らない覚悟)

朝、夫が先に1階に降りて行ったとわかると、2階の踊り場から大きな声でたずねます。

「あのぉー、ちょっとスミマセン。何か事件は起こっていませんかー?」ってね。名前を出したくないので、このような聞き方です。

「どうやろ?まだテレビ見てへんからわからへんわ」と言い、急いでテレビをつけ、事件を確認しようとする夫。

それじゃないんだ。世の中がどうなっているかなんて興味ないんだ(持とうよ)。私にとっての事件とは、アイツしかないじゃないか。

「あぁ、そっちか…。何もなかったで」と返事が返ってきてから階段を降りる。

このように、我が家のリビングが油断出来ない場所になってしまったのです。

15年くらい前にもありました。あの時は、幼稚園児の息子に見張りを頼み、ダッシュで裏のナカガワさんのおじさんを呼びに行きました。

おじさんは「いいよー」と言ってすぐに来てくれましたが、捕まえようとした瞬間に逃げました。ものの2秒でした。

もしかしたら、おじさんも苦手だったのかもしれない。肩を落として帰る後ろ姿を見て、申し訳なく思いました。

隣のおじいちゃんを呼びに行くべきだった。確か、素手でヘビを捕まえる話をしてたっけ。そんなことパニック中に思い出すはずもなく、それを思い出したのは全てが終わった後なのでした。

そして、食器棚の裏に逃げたので、結局夫に帰ってきてもらうという事態に(夕方だったのが不幸中の幸い)。

それからは、息子が捕まえて公園に逃す係でした。でも、今は家にいないしな…。裏のナカガワさんも、となりのおじいちゃんももういない😭

夫が帰ってこれない時はどうすればいいのでしょうか。ネコにお願いするしかないのでしょうか。

「猫の手も借りたい」なんて言葉は、リビングにアレが出た人が考えた言葉なんでしょうかね。

うちのネコは勇敢なので、かわいいお手手で捕まえてくれるでしょうが、その後公園に逃がしに行くことはしないでしょうね。それどころか、自慢げに私に見せにくるでしょうね。

「あんなの歩いてるだけじゃない。信じられない!」ハチュウ類を怯える私に呆れる人がいます。

そんなこと言ったら「あんなのニョロニョロしてるだけじゃないか」って言っちゃうよ(彼女はミミズが苦手)。

苦手なんだからしょうがない。あー、引越したい。