脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

これじゃなくて?

電車の中で歌うのに、ふさわしい曲は何かを考えました。いや、考えざるを得なかったと言った方がいいかもしれない。

出かけた帰りの電車、降りる駅が近づいたので席を立った私の真後ろで、「君が代」斉唱が始まりました。

歌い上げるのは、仕事帰りのアラフィフ会社員(男)。見た目はいたって普通の人でした。

「きーみーがーあーよーーおーはー

独特の節回しでダイナミックに歌う彼に迷いはない。

ドア扉と会社員(男)に挟まれた私、突然のことに腰が引けてしまいました。なんかこわい。

「さーざーれー」のあたりでドアが開きホームに降り、歩きながら国歌斉唱は続きます。

私も愛国心強めの人間でありますが、彼のようにまっすぐな心で歌い上げられるかと問われたら、出来ないと答える思う。

あぁ、国歌を歌う人をこわいなんて思う自分が許せない。自分の国の国歌なのに。

これが米国人なら胸に手を当て、直立したのだろうか?

私もそうすべきだったのか?いや、そんなわけない。

選曲を間違えてるのでは?きっとそうに違いない。

ではまず、電車で歌うのにふさわしい曲は何かを考えてみることにしましょう。

アニソンなら良かったのか?年齢的には、「マジンガーZ」や「ガンダム」世代であろう彼が、本域でアニソンを歌ったとしたら。

それもやっぱりこわい。違う角度で結局こわい。

じゃあ何だったら「思い切り歌ってもいいよ」と言ってあげられるのか。

そもそも電車で歌っても良いのかという問題はあるけれど、それは置いておいて、電車で歌う歌について考えてみました。私は駅から家まで歩く間、ずっと考えたけれど難しかった。

難しいなりに、ひとつ答えを出したのでここで発表いたします。

世界の車窓から」のオープニング曲を鼻歌で。鼻歌、ギリギリセーフじゃないですか?

「ふんふんふんふんふんふーんふふんふーんふーん♪」

どうです?