店名の横に「韓流焼肉」と書いてある看板がありました。車で前を通り過ぎただけの知らないお店です。
こんな時、何がどう韓流なのか気になりませんか?私は気になります。
だって、韓流と言ってもいろいろあるでしょう?
「これはアレかな、どう韓流なのか気になるから1回入ってみようと思わせる作戦なんかな?」と夫に尋ねてみた。
「違うんじゃない?」と夫。
仕方がないので、自分で何が韓流なのかを考えてみることにした。
①お肉は店員さんがヤイヤイ言いながら、いっぺんに全部焼くあのスタイル。(中川家のコントでありますね)
②サンチュにお肉を巻いて食べるサムギョプサルの店。
③店員が色白の美男美女
④ドラマでよく見る、机がドラム缶の立って食べるカジュアルなお店
「①〜④のどれだと思う?」と夫に聞いてみました。
すると「店員さんがチェゴサングンみたいな格好なんじゃない?」と勝手に⑤案を出してきた。
おやおや、それは斬新ではないか。
チェゴサングンを知らない方のために説明しますと、服はチマチョゴリで、湯婆婆みたいなヘアスタイル(たぶんカツラ)をしている、位の高い宮廷女官のことです。その格好で給仕してくれるとのこと。
「そのチェゴサングンはオーナーなん?アルバイトなん?」と尋ねてみましたが、そこまでは考えていないらしい。設定が甘い。
「でもこれ、オーナーでないとキビシイんじゃない?アルバイトの大学生が、大きな頭の重いカツラをつけて働いてくれるかな?あの焼肉屋さんは、カツラが重くて肩がこるでって噂になったら、誰も来てくれへんのと違うかな?アルバイトは求人難らしいからなぁ」と私。
いきなり突きつけられる雇用問題に戸惑う夫。
だから、チェゴサングンがいるとしたら、その人はオーナーかオーナーの妻だろうと推測する。どっちでもいいですか?
では、看板にどう書けば良かったのか。こんなのはどうでしょうか。
「焼きはプロにおまかせあれ 韓流焼肉 網奉行」網奉行は店名。
どうです?ダサいですか?
網奉行という店名に、持ったトングは(ハサミもね)離さないぞという、隠しきれないやる気が溢れ出ていますね。
それから、これはどうでしょうか。
「お客様は王様です 韓流焼肉 宮廷」宮廷は店名ね。もういいですか?
看板には、韓国風焼肉と書いてはどうでしょうか。それがわかりやすくていいと思う。