脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

ごはん愛が強すぎる

炊き立てのごはんより美味いものってあるかしら。

私の実家はお米を作っていたので、ごはんは食べ放題でした。

365日お米を食べて育ちました。

お正月も「お餅なしでいいからごはんが欲しい」とわがままを言ったものです。

なので母からは「あんたはほんまにごはんが好きやなぁ、こめ子やな」

と言われていたけれど、私としては

「こめ子」を「稲田米子(いなだよねこ)」に変えてもらってもいいと思っている。

昨日、飲食店巡りをしているテレビ番組を見ていたら、羽釜ごはんを出すお店が出てきました。

鉄のお釜に木蓋の立派なものです。

韓国のチゲ(辛い鍋)のお店なのですが、ごはんにもこだわっていて、羽釜を目の前のガスコンロで炊き上げています。

憎い演出にしびれます。

そして、炊き上がったごはんは驚くほどにピカピカでした。

素晴らしい出来ばえです。

「うわぁ、すごい」と歓声を上げる稲田米子(私)と米男(息子)。

「こんなごはんがあったら、おかずいらんよなぁ」と息子。

「ほんまやな、あのおまけのナムルだけでいいわ」と私。

庶民丸出しの会話です。

ですが、あろうことか炊き立てピカピカのごはんをひと口も食べず、リポーターはチゲのスープを、いきなりごはんにかけてしまいました。

「うそやろ?!」と米子と米男。

あ〜あ、せっかくの羽釜ごはんに、何ちゅうことを!

「きっとこの人はパン派やで」と息子。

そうかもしれない、ごはん好きなら先にひと口食べずにはいられないはずだ。

羽釜で炊いたピカピカごはんの感想をなぜ言わぬ。

残念過ぎる。

私は奥歯を噛みしめた。

 

姉は「ダイエットの為に朝はオートミール食べてるねん」と言います。

同じ親に育てられたとは思えないセレブな発言に腰が引けます。

オートミールて!お腹いっぱいにならへんやろ?」と私。

「そんなことないで、まあまあお腹ふくれるで」と姉は言います。

外国の人は、オートミールは体調が悪い時に食べるものだと聞いたことがあります。

日本でいうところのお粥で、嫌いな人も多いとか。

そしたらお粥で良いのではなかろうか。

そう思いつつ言葉を飲み込みました。

大きなお世話ですものねぇ。

皆さん、ごはん食べてますか?