脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

苦手な作業ってあるよね

夫は、いよかんをカンで食べておりました。噛んで、ではなくカンで。
老眼で手元が見えないらしく、薄皮が剥けないのだ。だいたいのカンで薄皮を引っ張っている姿はたいそう趣がある。

そして途中で諦めて、薄皮ごと食べたりしている。

「ほんまに見えへんの?」と私。

「見えへんねん」と夫。

そう言いながら、不器用に薄皮を引っ張っている。しょうがないので剥いてあげた。私、優しい妻なんじゃないかと思う。

あの様子じゃ、普段のおかずだってカンで食べている可能性もなくはないな。

小鉢のおかずなんかは、見えてないんじゃないかと思う。別に見えてなくてもいいけど。

でも、私も人のことをえらそうに言える人間ではない。

「とーちゃーん、自分の着替えだけ持って早く降りといでー」

ご飯の準備が出来たのに、なかなか二階から降りて来ない夫を内線通話で呼んだ。

でも実際は、内線通話ボタンではなく、玄関のインターホンのボタンだったので、玄関のスピーカーから外に向かって、

「とーちゃーん、自分の着替えだけ持って早く降りといでー」という謎のセリフを、大声でご近所に言い放ったことになる。

こわいこわい、自分がこわい。

誰も聞いてなければいいけど。

こんな風に、ボタンを押す作業は注意しなければいけないと知っているのに、時々ミスをする。

ファミレスなどにあるジュースサーバーは、たいていコップを置いた場所の隣の位置からジュースが注がれるし、アイスカフェラテはかなりの確率で溢れる。

苦手なんだよねぇ。