脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

見えない「気」を考える

私は専業主婦なので、人と関わることは少ないのですが、それでも生活していれば色々な人に出会います。

出会う人数が少ないからこそ、強烈にその人の印象が残ります。

初めて入ったパン屋さんの、お姉さんがすごく優しくていい感じの人だったりすると、素敵なお店がより素敵に、パンも2割増し美味しそうに見えてくるから不思議です。

食パン1斤でいいのに2斤買ってしまいます。

 

図書館で借りたい本を探していた時も、本棚にあるはずの本がなかったことがあります。

そうしたら、司書のお姉さんが一生懸命探してくれて、ちょうど返却されたばかりの本の中から見つけ出し、笑顔で持ってきてくれました。

こうやっていい人に会ってラッキーなことが起こったりすると、

今、自分の「気」が良いんだなと思うのです。

 

逆もあります。

郵便局に行ったとき、定形外の簡易書留速達を窓口に出し

「いくらですか?」と私。

「790円です」と局員の男。

「切手があるので切手で払います」と私。

「・・・・・・・(長い沈黙の後) これからは、いくらいくらですとこちらが言う前に、切手がありますと言ってください」と局員の男が冷ややかに言う。

「切手で支払うつもりですがいくらですか?」と聞けということだ。

もうすでに何か打ち込んでいたのか、訂正作業をしながら不機嫌に私に言う。

あ、今私は叱られているのか・・・と気が付くまでに数秒かかってしまった。

「ごめんなさい」と私。

私の知らぬ間に、郵便局がこんなおそろしいところに変わってしまっていたなんて。

前にいた、郵便窓口の優しいお姉さんがなつかしい。

できれば帰ってきてほしい。

でもどうだろう、スキンヘッドにサングラスのコワモテの人にでも同じ対応をするのだろうか?

友達の夫(スキンヘッド)で実験したいところだ。

 

一方で、こんな感じの悪い人に出会うのも、自分の「気」が良くないんだなとも思う。

さて、皆さんはこんな時どうしますか?

気にせず同じ郵便局へ行くか、少し遠くなるが別の郵便局へ行くか。

私は別の郵便局へ行くことを選びます。

少しでも良い「気」のあるところへ。

楽しい気分でいられるところへ。

そうしていると、自分の心も穏やかでいられて、その結果「いい気」が出てくるのではないかと思うのです。