脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

求人情報を眺める日々

息子が一人暮らしで家を出たので、時間を持て余している。

そうか、これはいよいよ私にも働く時がきたのではないかと考える。

「私、仕事(パート)を探そうかなと思ってるねん」と姉に言ってみた。いつになく前向きな気持ちの私に姉が言いました。

「やめときって。家でじっとして節約してるのがいちばんお金貯まるで」と速攻で反対される。速攻過ぎて、レシーブをし損なっているところにさらに続く。

「ちょっとパート行くとするやろ?疲れてごはん作るの嫌になって、お惣菜買うやろ?ストレスたまるから、服買って靴買ってカバン買うやろ?あっちこっち痛くなって整体通うやろ?もうマイナスやで」

全て姉の経験談だから説得力があるが、スラスラ出てくるマイナス要素の多さにひるむ。

「家でネコとしか喋ってないもん。そのうちボケると思うねん」と私。

「歳とってから働きに行くやろ?若い時と違って、そりゃもうとんでもない人いっぱいおるで。ストレスためるだけ損やな」と姉。

人間関係の厳しさも教わる。私のような人間など、めためたにやられるらしい。まだ仕事にも行っていないのにもう辛い。

今度は夫に言ってみた。計算せずにいられない人である夫は計算します。

「1日4時間働くとするやろ?プラスして往復の通勤時間と、疲れて家に帰ってからの体力回復するまでの時間を考えたら、割に合わへんのと違うかな?お金より時間がもったいないんちゃう?ストレスもたまるし、お姉さんの言う通り、僕も働かんでもいいと思うわ」

まさかの反対。普段、何事においても「やめといたら?」などと決して言わない夫にまでも反対されてしまったのだから、さすがにやる気もしぼむ。

そんなこと言われたって、私はまだこっそりとindeedで求人を見ている。

そうしていると、自分は何の取り柄もない人間だということに気がつく。事務職だった頃は、Windows98の時代だった。そんな古い窓など、もうどこを探してもないに違いない。

長時間は働けない、体力が必要なのも厳しい、要普通免許もペーパーだからダメ、だから車通勤もダメ…。私にも出来ることはないのかしらねぇ。

オープニングスタッフ募集の求人を見ては、「お、あそこにあんなお店が出来るのか」と、新店情報に詳しくなっていくばかりである。

 

 

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