脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

ご褒美ごはんと最後の晩餐

私はお笑い芸人の兵動大樹さんのファンです。日常の何気ない出来事を、涙が出るほど面白い話にしてしまう兵動さんは本当にすごい人だなと思います。

味のある人々に出会い、その人のことを愛を持って語られます。

たとえば、いろんな芸人さんが西川きよし師匠の話をしますが、兵動さんの話すきよし師匠は一味違います。

より一層、愛すべき魅力的な人として描かれるから不思議です。

それは、偉大な先輩に対する心からの尊敬と、大好きな気持ちが溢れてるからかしら。それとも人柄か。ほんとうにほっこりします

その兵動さんが、以前自分のラジオ番組で「ご褒美ごはん」の話をしていました。兵動さんはグルメなのです。

ご褒美ごはんとしてあげたのは、名古屋駅からちょっとだけ離れた所にある、老舗のうなぎ屋イチビキさんのひつまぶしです。(人気店なので要予約)

そうか、うなぎか…。嫌いなうなぎですら行ってみたいと思ってしまったわ。

そして、私にとってのご褒美ごはんは何かしらと考える。

とりあえず、ご褒美をもらえるほど自分は毎日頑張っているのか?という問題からは、いったん目をそらしておきたい。

子どもの頃、実家では何かお祝いをするといえば決まってお寿司だった。

誕生日、合格祝い、入学式、卒業式、さらには応援している大関霧島が勝ち越したからと、無理矢理に理由をつけてはお寿司を取りました。

ご馳走🟰お寿司が出来上がっている。ということは、私のご褒美ごはんはお寿司なのか。

でも不思議なことに、「最後の晩餐は何?」と聞かれて「お寿司」と言ったことはない。ご褒美ごはんと最後の晩餐は一緒ではないと今気がついたわ。

お寿司は人生の最後に食べるものではなく、ハレの日の食事なのでしょうね。

私の最後の晩餐は、土鍋で炊いた白米(おこげ無し)と、粕汁と、母が作った古漬けの炊いたん。あぁ、庶民ですこと。

最後の晩餐には白米は欠かせません。

「まあ!ごはん炊くの忘れてたわ!代わりにクロワッサンをどうぞ」などと言われたら、私の“最後”は間違いなく前倒しになる。

うっかりお米を炊き忘れた人を恨んで化けて出るかもしれない。

皆さんのご褒美ごはんと、最後の晩餐は何ですか?