便りがないのがいい便り。何の連絡もよこさない一人暮らしの息子のことを、諦め半分そう思って暮らしております。
先日、その息子からめずらしくLINEが届きました。喜んで見に行きますと、そこには「友達が、モモのハイタッチ会に当たった」このひとことだけが書いてありました。
無駄を削ぎ落としたLINE。息子よ、これは引き算の美学か?
ピンと来なかった方のために、もう少しわかりやすく説明しますと、これは
「友達が、韓国のアイドルグループTWICEのモモちゃんと、ハイタッチ出来るんだって」って意味です。
自慢するみたいでなんですが、いろんな坂のお嬢さんたちの顔の見分けが全くつかない私でもTWICEは知っています。好きだから。
顔と名前の穴埋め問題を出されても、全部答えられるし、リーダーは誰か、どの子が歌が上手いか、ダンスが上手いか、日本人は何人いてそれは誰かも答えられます。
だから、モモちゃんとハイタッチ出来ていいなと思っていたわけですが、夫は違ったようでした。
どういうわけか、「モモ」を果物の「桃」に勝手に変換しておりました。
木になってる桃にハイタッチする会。
旬だから?何でそんなことするのか考えてもわからない夫…。さぞつらかったことでしょう。
ここで皆さんには、桃は繊細な果物の代表選手であることを今一度思い出していただきたい。
「キングof 触ってはいけない」のような桃に、ハイタッチをする会があるのだろうか?JA和歌山主催のイベントか?
スーパーの桃売り場にも「触らないでください」って書いてあるよ。
それでも時々指で押している人を見ては、私たちをやりきれない気持ちにさせるほど、皆で大事に見守っていかねばならない果物、それが桃なのだ。
その後、夫には私がちゃんと教えましたが、皆同じ顔に見えるらしい。わかる、そんなもんよね。