脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

ストレスでおやつ爆食

実家の母から電話がかかってくる時は、たいてい厄介なことが起こっている。

近々の出来事で言えば、母は2ヶ月連続でコケた。1回目は家の庭で両手に物を持っていたままコケたので、あちこち打って顔まで怪我をしたし歯も欠けた。

そして、歯の治療がまだ終わってもいないのにまたコケた。

そういえば、1年前も家でコケて腰を骨折したし、骨が弱すぎるからと骨を強くする注射を打ちに病院へ行きだしてもう1年になる。もしかして、コケるのは骨の強さではなく筋力の問題?

そして、ひと通り擦りむいた怪我の報告をした後は、いつものように父への不満が始まりました。延々と愚痴る。

30年以上も前の「貢ぐ君事件」(父が誰かに貢いでいた)まで遡る。まるで昨日のことのように語る母が心底怖い。

この事件は私もよく覚えています。それは両親、姉、私の4人でお昼ご飯を食べていた時でした。

突然、貢ぐ君事件を問い詰め出す母、うつむき黙る父、持っていたお箸を跳ね上がるほど机に叩きつけ「情けない!」と怒って席を立つ姉。姉について無言で自分の部屋に戻る19歳の私。悲しい思い出です。

自分も母になって思うのは、母はなぜわざわざ娘たちの前で問い詰めたのかってことです。娘たちの気持ちはちゃんと考えたのか疑問です。

19歳の純粋だった私は、その後何年も父とは口をきけないほど傷ついたのに。

そんな私でも、とっくの昔に許したのに母はまだ今だに言うのです。しかも私にです。

「そんな昔のこともういいわ」と何度か言ってはみたけれど、なかなかやめない母。仲の良くない夫婦だったのに、いつまでも腹が立つものなのか。

それから母は、姉の大病について語ります。思い出したくもないつらい病気の話をして何になるのか。母の口から出てくる話が全部しんどい…。私は負のオーラに飲み込まれそうになる。

電話を切った後、私はあらゆるおやつを食べました。ストレスで爆食です。お腹が空いてるわけじゃないのに食べる食べる。いっぱい食べました。ほんと、母との電話は体に悪いですわ。

自分の機嫌を取るのが下手な母、昔は怒ってばかりで今は嘆いてばかりの母が気の毒ではあるけれど、私にはどうすることも出来ません。今ある幸せに気づいて欲しいと思うだけです。

きっと幸せじゃないんだろうなぁ。