脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

理不尽との向き合いかたについて考える

あまり喋らない夫は、仕事から帰った夜などは、より一層口数が減ります。

けれども、稀にポツリポツリと会社の話をする時があります。そんな時はたいてい理不尽な出来事が起こっています。

理不尽話をひと通り聞いた後、私がどうしているかを言いますと、それは、とてもここには書けないような悪口を、見たこともない相手に浴びせています。

それはもう、ギッタンギッタンに。思いつく限りの意地悪を。

顔も知らない人のことをですよ。これは、ある意味才能と言えるのではないでしょうか。

夫は、私が放つ言葉に時々困った顔をしつつも、少し気が晴れているようにも見えます。ただなんか、やり方が間違っている気もするんですよね。

だって、「言霊」目線で考えたら終わってるでしょ?理不尽な相手を罵らずに、夫の気を晴らす方法はないものか…。正解がわかりません。誰か私におしえてください…。

夫も私も、理不尽にひどいことを言われても、黙って家に持ち帰ってしまうタイプでして、怒りに達するまでに時間がかかるんです。

帰り道でよくよく考えたら、何であんなこと言われなきゃならんのだと時間差で怒りが湧いてくる。そういうことを数回繰り返した後は、すーっとその人からフェイドアウトして終わりです。でも、会社ではこうはいきませんよね。フェイドアウト出来ませんから。

でも、理不尽だと思ったその時、瞬時に打ち返していたら違っていたんだろうと思うこともあります。何を言ってもOKな相手だと思わせているのが悪いわけだから。

私の母などは違います。人並外れた瞬発力で、その場で相手をボコボコにします。家族でも他人でも関係なく、冷静な口調で急所をめった打ちです。

相手に逃げ道など作りません。二度と戦う気にならないほどの力の差を相手にみせつけ、勝利するのです。

母の口に、姉も私もボロボロにされ泣いたものですが、今となっては、あの才能が少しでも自分にあればなぁ、なんて考える日もあります。夫にも。

こうやって色々な思いをしつつも、文句も言わず毎日仕事に行くんですよね。

感謝しかありませんわ。