脱力生活くらぶ

50代専業主婦 ゆるく生きてゆく

なぜ自慢するのか考えもしなかったわ

体の年齢に、心の年齢が追いつきませんがどうしたらのいいでしょうか。あ、自分のことです。

大人気ない人間であると、うすうす感じてはいました。

「クリスマスのアドベントカレンダーを「もっと開けたい」って言って、母ちゃんがいっぺんにたくさん開けたよなぁ。1日づつ開けなあかんのにって僕(幼稚園児だった)は思ってた」と昨年息子に言われた時などは、過去の自分を恥じた。

最近、人に会う機会が増えたので、良くも悪くも刺激を受けているが、人が言った言葉にモヤモヤすることも多い。

スルーすればいいだけの人の自慢話に引っかかってしまうのだ。それが友達のお金持ち自慢だと、昔はこんなこと言う子じゃなかったのに…なんて思ってガッカリする。昔と同じであるわけないのに。

共働きは2馬力だから、生活水準の高い暮らしをしているのだと彼女は言う。

ふーん。

さらに私は働いていないので、夫だけの1馬力のお給料で一生懸命に節約をして暮らさなければいけない家庭であるという認定を受ける。

間違ってはいないけど、それは私がいちばん知っていることで、口に出して言うこともなかろう。

節約するには何てったって鶏ムネ肉がいちばんだなんて話を、嬉しそうに話したのがいけなかったのかしら。

「わざわざお金を持ってること言わんでも良いと思わん?」と家に帰ってから夫に告げる。私はお金持ちマウントを取る彼女を見下しているのかもしれない。逆に精神的マウントを取ってしまってる。

「一生懸命に働いてお金を貯めたことが、その人の心のより所なのかもしれへんなぁ」と夫。

神の目線…。私と全然違う角度から見ている。

「お金を貯めたから幸せかと言うと、それはどうかわからへん。幸せじゃないから自慢をしているのかもしれへんな」とも言う。

完全に負けた。これは大人の意見。

私は相手の幸せ度など考えもしなかった。愚かだったわ。

心も成長せねばと反省する、50歳の春でした。